NURSING DIRECTOR’S MESSAGE看護部長メッセージ
看護師が
笑顔でいられる環境は、
患者さんも
きっと笑顔になれる。
目の前にいる患者さんを元気にしたい、そして1分1秒でも長く、笑顔で過ごせる時間を提供したい。そのために看護師として何ができるのか。一人の人間として、目の前の患者さんにどう向き合うか。その根っこには、常に「笑顔」と「優しさ」をたずさえ、高い専門性に裏づけられた看護で患者さんを支えようという名古屋掖済会病院看護部としての信念があります。
「看護とは何か」と問われれば、看護の役割には、診療の補助と日常生活の援助の2つがあります。その役割を果たすためには、専門性の高い理論的知識や多くの経験に裏づけられた経験的知識に基づく、的確な観察力と判断力、そして迅速かつ柔軟に対応する対応力が求められます。毎日出会う患者さんや家族の方々と真摯に向き合い、切磋琢磨しながら看護の経験を積む中で、本当の優しさを兼ね備えた高い実践力をもつ看護師が育つと考えています。名古屋掖済会病院では、想像以上に様々な患者さんの看護にかかわります。その出会いと経験の数だけ、患者さんの変化を察知する目と心が育つのです。
日々、患者さん一人一人の気持ちに向き合う看護に取り組んでいると、医師をはじめ多職種からの厚い信頼が寄せられ、頼りにされていることを肌で感じます。その多くの信頼によって看護師としての自信が磨かれ、ただ単に優しいではなく、深い思いやりと優しさを持ちながら専門性の高い看護を提供する看護師に成長する仲間たちをあちらこちらで目にします。患者さんへの笑顔にあふれ、何よりプライドをもって看護師という仕事を楽しんでいる、そんな姿を見るのは看護部長として大きな喜びです。
患者さんの回復のために看護師が担う仕事はたくさんありますが、たとえ辛く厳しい状況にあっても隣に助け合えるたくさんの仲間がいる、それが名古屋掖済会病院です。ケアする側の心がすり減ってしまうことがないように、どんな時にも前を向ける環境とサポート体制、また、一人の専門職業人として人生を豊かにする仕組みの整備にも力を注いでいます。
名古屋掖済会病院の看護部は、これからも高い専門性に裏づけられた知識と多くの経験に基づいた安心感ある看護で、患者さんとの信頼関係を築いていきます。まなざしを真っ直ぐと前に向ければ、いざという時にも柔軟に迅速に対応できるでしょう。そして、ここでの経験のすべてが必ず自分を支えてくれます。そんな「優しさとしなやかな強さあふれる看護師」を目指して、楽しくにぎやかな仲間たちと共に、一緒に笑顔で前進していきましょう。